猫との縁

今はだいぶ違うかも知れないけれど、ネットでは犬よりも猫の写真が多いっていわれてますよね。そういわれるとまわりでも猫好きが結構います。野良猫を見かけたら寄っていかないわけには行かない人。(ちなみに僕もそのタイプ。)昔、声変わりをする前は、猫の鳴き声が結構それっぽくできて、よく猫が振り返ったりするのがおもしろくてやってました。いまも女性は出来る人がいますね。

僕が実際にちゃんと家の中で飼った猫は1度だけで、働き始める直前から6年間くらい飼ったちびた。この子は夏の暑いときに学生時代にアパートの駐車場で双子で生まれた。その当時はつくば市に住んでいたのだけれども、つくばはつくば猫っていわれるくらい猫が多い。夏に生まれると暑すぎて夏を乗り切れない野良猫も結構多かったりする。

ちびたは生まれて少ししたら、この子達の母親が数日見あたらなくなって、子猫だけがうろうろしていたので、心配になって最初は外で水だけあげていたのだけれども、双子のもう一匹は飲んでくれるのにちびたはなつかなかった。そんななか、なついていた方が暑さを乗り切れなくて、ちびただけになってしまったので覚悟を決めて飼うことにした猫。

死んじゃったもう一匹がえらく人なつっこいのに本当にちびたはなつかなくて困った。猫にもいろんな性格がある。まぁでもそこは猫なのでおなかが減ったらすり寄ってくるし、寒かったらフトンに潜り込んでくるし、長く一緒にいると帰ってくる足音で僕を判断して玄関で待っていたりかわいくてしょうがなくなりますね。

ちびたは病気で亡くなっちゃって、そのときに初めてペットロスって言葉を知ったのだけれども、結構ショックを受けた。自分の生活にいるものが突然いなくなるってやっぱり大きい。

うちのマンションは1Fなんだけれども、そこから半年くらいしたら遊びに来る猫が出来て、いつのまにか毎日眠りに来るように。数年そんなベランダ猫として楽しませてもらったんだけど、半年くらい前に亡くなっちゃいました。猫は死に目を見せないっていうけれど、調べたら体力を回復できるで死ぬという話もあって、うちのベランダで亡くなってくれたのがうれしかった。「ありがとう」って思った猫。

そこからまた半年くらい経って、今は母親猫と3匹の子猫が遊びに来てます。この子達はまだ通りすがりって感じだけど、子猫らしい遊びっぷりがかわいくてしょうがない。なんかこういう縁ってうれしい。人には猫好きが猫にもわかるんだよっていわれるのだけれども、ふーんって思いながらまんざらでもない(笑)

これからの猫との相性が良い人生でいたいなぁと思う。

※写真はちびた。ちびたは頭が良いというか、利口な猫で、結構重い引き戸を引くし、しまいには、外が見えた方がいいだろうと、窓際にイスを置いておいたら自分で鍵をあけて遊びに行った。ちゃんと見てるんですね。

Share on Facebook

This entry was posted in エッセイ. Bookmark the permalink.