プロフェッショナル仕事の流儀でみたデザイナー梅原さんが非常にすばらしかった。
第175回 梅原 真(2012年2月20日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0220/index.html
どうしたら売れるデザインになる?
「例えば、漁師さんがなにか商品をつくるときにね、すばらしいデザイナーに頼んだんですよ、というのじゃないほうがいいんじゃないかと。親戚のおじさんにかいてもらったのよ、この字をとか、たたきとかそういう商品名を
そういうのが異様に僕はそそられるんですよ
えっ、親戚のおじさん字うまいなと
親戚のおじさんがおいしい干物ですと書いてあるものに価値があって、いっぱいこうやったものデザインしたものは、価値がないんじゃないかとぐらい思ってるものですから」
売れるのは”身近な人が薦めた”ようなデザイン
まとまった一言より言葉のほうがすっとはいってくる。伴奏者ということばも出てくるけれど、でしゃばらない。
売れない商品というのは、消費者とのパイプがうまくつながっていない状態。そのパイプを作り出し、細いパイプを太くしていけば、売れるようになる。いわば、消費者との間に「コミュニケーションを生み出す」こと、それが自分のやるべき仕事だととらえている。
コミュニケーションデザインをパッケージデザインなどを通してやってるから響いたんだろうと思う。
会社員時代からフリーになって自分のデザインを通すことを目的とした7年間を空虚と振り返って、風景を残すということでコミュニケーションデザインをしたときから変わる。社会でコミュニケーションが生まれて、その伴奏者になったことで自分の仕事と存在価値、よろこびが生まれたこと。最初から答えがみつかってたわけじゃないし、わからないながらにめいっぱいやってきた(ここが大事だと思う)そのプロセスに共感した。
宝は、すぐ足もとにある
というのは、マーケティングで忘れちゃ行けないこと。手法でせめちゃいけない。
一次品にはそんな宝がいっぱいありそうで、これからの時代にあってる。
熱を持った人の伴奏者になる
そんな仕事をしていきたいと思った。